このシートは、ポジションのエリア(A-S列の31-84行)、シミュレーションのエリア(A-S列の87-140行)、それ以外のエリアにわかれており、エリアごとに操作の仕方が異なります。
1)ポジションのエリア
34-84行に自分のポジションを登録します。1銘柄あたり1行です。 B列のセルにコール・プット・先物の別(C、P、F)、C列に限月、D列に権利行使価格を入力すると、IV、現在値、ギリシャ文字などが自動で表示されます。
つぎに、G列のセルに枚数(売りはマイナスをつけてください)、I列に建値(エントリー価格)を入れると、損益が表示されます。
32行にはポジション全体の損益やギリシャ文字、31行には必要証拠金(あくまでも目安です)が表示されます。 現在値はディフォルトでは中値(売り板と買い板の気配と枚数で価格をだす)形式になっています。
気配が付いてないときの価格は「1」と示されます。 通常の現在値の形にしたいときは、OPlist2を使って数式登録をやりなおしてください。くわしくは記事「SQ通過後にやること」を参照のこと。
ポジションのエリアでは操作に注意が必要です。挿入や削除はせず、すべて行単位のコピペで操作してください。
たとえば、入力した銘柄を消したいときは、まず空白の行をコピーして、それを入力されている行にはりつけます。銘柄を移動したいときは、その行をコピーして移動したい行にはりつけ、
つぎに空白の行をコピーして元の行にはりつけ、消去します。 A列はコメント欄、J列は建てたときのIVを記入する欄です。
不要なら非表示にしてください。削除をするとバグになります。 行が多すぎて使いにくい場合も、やはり削除でなく非表示にしてください。
2)シミュレーションのエリア
シミュレーション機能にはON/OFFボタンがついており、機能を使わないときはOFFにしておくと全体の動作を軽くすることができます(ON/OFFボタンは「ウォッチ」シートのウォッチとシミュレーション、「損益グラフ」シートの仮想ポジ欄にもついています)。
ポジションのエリアに銘柄を登録すると、自動でシミュレーションのエリアにも同じ銘柄が表示されます。
88行のD、E、F列のセルに、残存日数、IVの変化率、先物の変化値を入力することで、ポジションの損益やギリシャ文字がどうなるかをシミュレートできます。
特定の銘柄のIVを変えたければ、P列のセルに数字を入れてください。その数字がE列のIVに加算され、新しいIVでシミュレーションがなされます。
ここのエリアはちょっと変なことをするとすぐバグになるので、いじらないのが無難です。数値を変えたければ、ポジションのエリアの方で変えるようにしてください。
3)それ以外のエリア
1-30行やT列以降のエリアは、行の挿入や削除をしなければ、好きなように使えます。RSSを使って個別株のリアルタイム株価を表示させる、なんてこともOKです。
デフォルトでは残存日数・指数表、ATM銘柄のIV表、平均値(ATM銘柄を含むニア5銘柄の単純平均)のIV表、ポジ損益グラフの4つの図が表示されています。
これらの図は必要に応じて拡大や縮小をしたり、場所を移動したりしてください。 図の元は別のシートにあるので(最初の3つは「設定」シート、ポジ損益グラフは「損益グラフ」シート)、
色やフォントを変えたいときは、元の図をいじってください。 31行目には4つのボタンが並んでいます。 「ポジコピー」を押すと、ポジションのエリアの内容が「過去ポジ」シートに記録されます。
また、15:16には同じ内容が同シートに自動で記録されます。 OP価格やIVも同時刻に自動で記録されますが、「手動データ更新」のボタンを押せば任意の時間に記録することができます。
なにかの不具合で記録がうまくいかなかったときや、PCの電源を落としたいときに使うといいでしょう。