第28回定例研究会

2016/3/5(土)13:00-17:00 @東京駅
参加者19人(うち話者10人、見学者2人)。
有志で終了後に近所の居酒屋で飲み会。

【内容】
・日経225オプションにおけるロングコンドル戦略の検証(YMG)
日経225オプションのロングコンドル戦略について過去10年分のデータで検証を行い、売買条件の違いによる収益性の変化について発表した。

・SQ18日前からのアノマリー(TFT)
SQ18日前、11日前からのマーケットアノマリーとスプレッドの損益を検証した。

・ボラティリティ取引でのオプション活用事例(IFT)
ボラティリティ関連銘柄でオプションを活用した取引を行うに際しての留意事項と実際の取引の参考事例に関して説明を行った。

・仕手株とその裏側(B)
仕手株の裏側で何が起こっているのか、インサイダー、嵌め込み等事例を交えながら紹介した。

・ブラックショールズ式に代わるボラティリティモデル(NMA)
確率局所ボラティリティモデルについて紹介し、BSモデルのIV曲線がスマイルカーブを描く原因について考察した。

VIXスプレッドから米株指数の底入れとVIX売りのタイミングを探る(NIS)
VIXスプレッドを使い米株指数の底入れとVIX売り(IV低下)のタイミングを探る内容を発表。

・Moving Average Filterについて(Geo)
長期MA filerの優位性について、過去100年以上のDataを用いてBacktestし、さらに10年のDataを用いてFoward Testした。
MA Filterは、ボラティリティコントロールを通じて、各種アセットクラスのリスク調整済リターンを改善する事が示された。

・日経オプションにおけるボラドロップの考察(AIC)
IVの移動平均乖離率とその後のIVとの関係および取引への応用について考察した

・132バック&レシオについて(PCH)
積極的にガンマを狙う1本釣り手法の優位性とは

・コストフリーバタフライの作成方法(APM)
リスクの低いポジションをリサイクルしながら、バタフライを無料で作成する方法を紹介。

【コメント】
今回は、当初9名の発表者だったので、時間が足りなくなるといけないと思いペースをあげていったら何と逆に時間が余ってしまった。
急遽、管理人が最近有効性を確認できた手法を発表し時間きっかりで終わることが出来たが、いつもながら時間の配分が難しい。
急かしてしまった人もいて申し訳なかったが、発表者は総じてしっかりと事前に発表の準備をしてきてくれていて内容も良かった。
最近は、日経225オプションだけでなく、VIX関連の発表も増えてきて個人的にも新たな刺激を受けることが出来た。
研究会終了後の近所の居酒屋での飲み会も多いに盛り上がった。
(APM)

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