IB証券の国内・海外口座共通事項、資産保全〔2015年1月改定版〕

IB証券2 国内・海外口座の共通事項

 〔国内口座(IBSJ)・海外口座(IBLLC)の共通の基本情報〕

・国内口座(IBSJ)と海外口座(IBLLC)の2種類の口座がある。
・口座開設後、45日以内に入金(国内は100万円、海外は10000ドル相当額)しないと口座は閉じられる。
 一度入金してしまえば出金しても口座が閉じられることはないが、取引がない場合、口座維持費が月10ドルかかる(月に10ドル以上手数料を払っていたり、流動性資産価値が10万ドル以上ある場合は免除。開設後3カ月間はお試し期間で免除)。
・入金したらホールド期間が5日ほどあり、その間は出金できない。
・出金手数料は無料だが、30日以内に2回目以降を行うと1600円(税抜)かかる。
・両口座間は資金移動はできない(funds transferの機能は使えない)。
・オプションの売り枚数制限はない。
・両建てはできない。
・ひとつの口座内でセカンドユーザーや別ユーザーを作成し、用いることができる。
 前者は口座所有者の完全なコピー。複数のPCでログインしたいとき(同じ名前で二重ログインはできないので)や、同一のPCで複数のTWSを立ち上げたいときに使える。
 後者はトレードのみで口座管理はできないなど、権限の一部を付与することができる。
・口座を閉じたあともアクティビティ・ステートメントは1年間は見られる。その後もリクエストすれば見られるが、3年より前になると有料になる。

 〔資産保全〕

・SJ口座:日本の証券会社と同様、投資家保護基金の保護対象。
・LLC口座:顧客資産はSIPC(預金保険機構と投資家保護基金)から50万ドル(現金は25万ドル)まで、そしてロイズオブロンドンとの保険契約により150万ドル(内現金対象90万ドル)を上限として保証されている。株、オプション、ワラント、債券、現金(全ての取り扱い通貨)が上記の保護対象となる。
 先物やオプションで使われる証拠金は取引所に預託されているので上記の保護適用外だが、値洗い益などの現金は瞬時に証券口座に移され、SIPCとロイズの保護対象となる。

IB証券のついてのまとめ
青天のオプション研究会

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