IB証券の証拠金とロスカットルール〔2015年1月改定版〕

 〔証拠金〕

・委託証拠金(エントリー時に必要な証拠金):(SPAN証拠金-NOV)×1.25。
 維持証拠金:(SPAN証拠金-NOV)×1.0。
 ただし、厳密にはSPAN+αというべきもので、リスクシナリオを16でなく20通りで計算している。追加の4シナリオ(エクストリームモデル)は、原資産が±30%動いたとき。
・証拠金のシミュレーションはTWSの「リスクナビゲータ」でできる(TWSの項目参照)。
・市場が急激に動いたときなどは、独自の判断により証拠金が多くなる場合がある。
・SJ口座の225先物・オプションの証拠金の更新(原資産の更新)は1日1回、16-17時のあいだ。
 原資産の変動はそれ以外の時間は証拠金には反映されない。ただし、コールを買うときに限っては、その時点での原資産価格が考慮された証拠金になる(実質上はほぼ影響なし)。
・SJ口座の225先物・オプションのSPANパラメータの変更は火曜日の寄り前に行われる。

 〔ロスカットルール〕

・リアルタイムで維持証拠金の計算がなされ、100%を割れると不足した分だけ建て玉が強制決済される。決済される玉は、いちばん証拠金が回復しそうなもの(絶対ではない)をロボットが選んでいく。
・決済を後回しにしてほしい玉はあらかじめ指定しておくことができる(保障なし)。TWSの「口座ウインドウ」→「ポートフォリオ」→「最後に決済(liquidate last)」。
・大証のナイトセッションでは流動性を考慮して強制決済はなされないが、金額が大きい場合などはなされる可能性がある。

IB証券のついてのまとめ
青天のオプション研究会

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