第7回 海外トレード研究会

2013/2/23(土)14時半-18時半 銀座(メンバーのオフィスの会議室)
参加者11人。
終了後に飲み会。

 【内容】

①通貨オプション(FPN)
 過去13年間に渡る代表的な通貨ペアについて、戦略に関する各損益の統計結果をまとめた。
②通貨オプションのトレード結果とシミュレーション(PO)
 Globexに上場している通貨オプションのトレード結果と、手法や対処方法の説明。過去データを使ったシミュレーションの結果も紹介。
③円資産のリスクヘッジとしての外貨(APM)
 日本人が円安対策として、どのように外貨建て資産を持てば良いかの考察。FXや通貨オプションを使った事例の紹介など。
④KOSPIのスマイルカーブ(MNA)
 コールIVが高い傾向のあるKOSPIを、修正IVを用いて考察した。
⑤為替におけるオプションバリアとエキゾチックオプション(BOL)
 為替情報で言われるオプションバリアで行われているオペレーションと、様々なエキゾチックオプションについて。
⑥海外先物穀物トレード(MAC)
 他国の農作物に関する情報は入手困難で、かつ英語によるというハンディを乗り越え、日本人トレーダーが、海外先物穀物トレードにより利益を上げ得るかについて、周期性を利用した鞘取りの方法により、一定の可能性があることを説明した。
⑦TWSシート/海外シミュレータ(BTR)
 TWSとExcelの連携シート、海外オプションの過去データを用いたシミュレータ、並びにExcelを利用した動的チャートの製作状況と機能紹介。今後の機能追加、整理のためのアンケートも実施。
⑧アメリカの個別株オプションのトレード結果(PO)
 SPYやIWMの短期トレードの結果と、SQ日デイトレの結果の紹介。複数の有効な手法とその注意点を説明した。

 【コメント】

 全体の半分の発表が通貨オプションがらみであり、最近の円安傾向がメンバーのこの分野への関心を高めていることがうかがわれる。
 トレードしている日本人の話はほとんど聞かないだけに、通貨市場やオプションの情報をみなが持ち寄ることの意味は大きい。

 ⑦では完成まぢかの海外トレード用ツールの中身が明らかにされた。正式な公開が楽しみだ。
 研究やシミュレーションのためのみならず、リアルマネーを稼ぐための現場での武器になってくれればと思う。〔PO〕

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