第8回 戦略研究会

2012/6/29 20-23時 新宿(センチュリーサザンタワーのラウンジ)。
参加者5人。

 【内容】

①変則/リバースカレンダーの考察(PCH)
 期近と期先の鞘から見た、変則/リバースカレンダーの優位性について分析。
②レシオ/バックレシオ取引におけるspreadIVの活用(FPN)
 レシオ/バックレシオにて内在するSpreadIVの算出方法と、それを売買基準の判断として用いた際のPL結果を紹介。
③3つのスプレッドによる放置系ポジション(PO)
 おのおのの損益を補完しあうような3つのスプレッドを組み合わせた放置系複合ポジションの紹介。2011年のデータでシミュレーションしたところ、安定した利益を上げられることが示された。
④歪み率とオプション市場の動向(APM)
 最近の歪み率の変化と、それによってオプション市場にどのような変化が生じているのかを考察。 
⑤ポジティブガンマ戦略・戦略編(KKC)
 買い戦略の損益を分析し、よりリスクを抑えながら利を伸ばし、損を取り除く戦略の検証結果を報告。

 【コメント】

 1年ぶりに待望の新メンバーが加わり、充実した内容の集まりになった。
 各人が自分の研究分野をいっそう掘り下げた発表をしており、結果のみならず考察のプロセスも含めて語りあうという本研究会のコンセプトが適切に体現されていると感じる。
 これで人数がもう2-3人多ければベストだが、そこは新人さんが育ってくれるのを楽しみに待つことにしよう。〔PO〕

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