IB証券 各国や各市場の取引ルール〔2015年1月改定版〕

 〔各国や各市場の取引ルール〕

・アメリカとカナダの市場では1:1のカバードコールは証拠金がかからない。その他の国は市場によって異なる。
・キャンセル料や指値変更料がかかる市場がある。
・指値変更手数料
 たとえばCBOEなら1回2ドルで、約定したら1枚あたり0.33ドル戻ってくる(上限1.98ドル。なので約定しても0.02ドルは戻ってこない)。
 指値変更の回数による金額は市場によって違う。基本的には最後に約定してしまえば何度指値変更しても費用はかからないが、市場によってはかかる場合もある。
 詳細は、IB証券のアメリカのHP→Individuals, Families and Small Businesses→Costs→Other Fees→Options。
 アクティビティ・ステートメントでは「その他手数料」の項目に記されている。
 出した注文が失効したときは手数料はかからない。
 逆指値はIB証券内の独自の注文なので取引所の手数料は発生しない。
・アメリカンタイプのオプションはいつでも権利行使できる。権利行使するには、TWSの「取引」→オプション行使。
 売っているオプションが権利行使された場合、割り当ては翌日の市場オープンまでにメールで通知される。
・アメリカの個別株の配当は10%源泉徴収されて入金される。口座開設のときに書類(W-8BEN)を出していれば、確定申告は不要(源泉徴収分を取り戻したいなら別)。
 W-8BENは3年1回、再提出をしないといけない(IB証券のほうから事前に告知してくれる)。
・ペニーパイロットプログラム
 アメリカではオプションの刻み目は3ドル以上なら0.10、3ドル未満なら0.05だが、このプログラムに参加している銘柄は3ドル以上なら0.05、3ドル未満なら0.01になる。
 市場はプログラムの参加不参加に関係なく、すべての銘柄で0.01刻みの注文を受けつけているが、参加していない銘柄では0.01刻みの気配数は表示されないため、TWSのブックトレーダーでも表示されない(実際はその価格で注文が出ている)。

IB証券のついてのまとめ
青天のオプション研究会

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