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東証でかぶオプについて話をしました

 取引が伸び悩んでいるかぶオプ(個別株オプション)について、東証まで出向いて意見を言うことはできないかとIB証券の方から依頼され、青天井でお受けすることにしました。

 5/7(月)の19時から1時間あまり、東証の会議室で社員の方々と向かい合って座りながら、まずかぶオプについて全体的な説明を受け、その後は青天井の5人でかぶオプ普及のためのアイデアをしゃべらせてもらいました。
 具体的には、売り買いの気配差を狭める、証拠金をより効率よく使えるようにする、カバコやターゲットバイイングといった低リスクな手法の認知度を上げる、個人トレーダーへの効果の高い宣伝方法を試みる、IVのランキングや時系列データを提供する、などの提言をしました。

 個別株オプションは世界各国で盛んであり、市場規模が小さいのに日本をはるかにしのぐ取扱高を示している国はいくつもあります。日本は個別株オプションの潜在的な需要が十分に(ほぼまったく?)掘り起こされてないと言えるわけで、将来の拡大余地はきわめて大きいと考えられます。
 われわれ個人トレーダーとしても、かぶオプが盛んになればトレードチャンスが広がるというもの。東証の今後のかぶオプ拡充策に期待しています。〔PO〕

第7回 中級研究会

2012/4/14(土)12-17時 銀座(中小企業会館)。
参加者14人+アドバイザー2人+見学者1人。
終了後に飲み会。

 【内容】

 トリミング文書の内容についての質疑応答と議論。

 【コメント】

 重要なテーマを優先してやるようにしたので、より時間を有効に使えるようになった。
 BS、甘カレ、デビット、カックン日などについて突っ込んだ議論がなされた。
 個人的には、数年来の疑問を解決することができ、また新たな手法のアイデアももらい、非常に意義のある集まりだった。〔PO〕

第4回 海外トレード研究会

2012/3/23(金)19:30-22:20 新宿三丁目(ルノアール会議室)。
参加者9人。

 【内容】

①韓国株指数オプションの短期売買(SAK)
 韓国株指数オプションのの寄りつきの傾向を利用したデイトレ手法の紹介。
②アメリカ個別株LEAPSの実戦例(MNA)
 IVの高い個別株LEAPSの実戦例を紹介し、キャッシュフローの面から考察を加えた。
③VIX指数におけるForwardValueに焦点を当てた分析(FPN)
 VIX指数のForwardValueを算定し、驚くべき有効性を検証した。
④カバードコールの優位性の検証(BOL)
 過去15年間のRussell2000において、原資産のバイ&ホールドとカバードコールとの損益と標準偏差を比較し、後者の優位性を示した。
⑤各種トレード結果の紹介(PO)
 米指数OP、米個別株OP、VIX先物、VIXOPなどの数カ月間のトレード結果を報告し、そこから得た発見や注意点を語った。

 【コメント】

 新人が3人参加して全体の人数が増え、活発な情報交換がなされた。
 全体に発表の質が揃い、いよいよ研究発表の場として機能してきたようだ。
 FPNさんの発見の「驚くべき有効性」が実際にみなを驚かせた。今後の展開が期待される。〔PO〕

第13回 定例研究会

2012/3/10(土)12:00-17:00 八重洲(ルノアール貸会議室プラザ)。
参加者22人(うち話者9人)+見学者5人。
終了後に飲み会。

 【内容】

①週末投資法の検証(FPN)
 ポジション調整間隔を1週間とした場合の損益検証。その際に有効なスプレッドの組み合わせ、パラメータの条件の特定。
②75日移動平均線超えと上昇転換について過去データ検証(AKY)
 全体では1:2の比率で騙しの方が多い。傾きが下向の時は2:5、水平時は4:5。
③SQ持込の損失限定売り戦略(GRI)
 PCHさんが前回の定例研究会で発表した手法の別バージョン。SQ前日の大引けで売りを損失限定で建てる。
④カックン日の考察(前回の補足)(MNA)
 スキュー・限月間IV差を考慮して、別の角度からカックン日を考察。
⑤自分のトレード環境とトレードスタイル(BWY)
 トレードツール、トレードに対する考え方、影響を受けた本や発言等を紹介。
⑥SQ前レシオ(PO)
 SQ前に建てる利大損小のレシオの紹介と、利益や損失のパターンをシミュレーション結果によって例示。
⑦ブルシンセティック(通称SSS)の優位性(AGU)
 コールとプットの価格差が大きい場合に有利なパラメータで組めることを説明。
⑧自分のトレードスタイル(UME)
 オプション買い戦略の今までのパフォーマンスを分析し、今後とるべき戦略を具体的に説明。
⑨津波避難のコツ(SAK)
 防災の専門家の立場から、震災被害にあってもオプショントレーダーとして生き残るための方法を紹介。

 【コメント】

 前回に続いて見学者が5人。遠方から来られる方もいるため、話者たちは恥ずかしくない発表をするよう心がけており、おかげで高い内容水準を維持することができた。
 前回、今回とも見学者はほとんどがグループに正式参加しており、我々がやっていることの意義が評価されていると考えている。
 全体の人数も30人を超え、そろそろ人数の絞り込みが必要となりつつあるが、新人の受け入れはできるかぎり続けていきたい。新しい血を注入し続けることこそ、グループを活性化するベストの方法だからだ。〔PO〕

第7回 戦略研究会

2012/2/17 20-23時 渋谷(グロリアスチェーンカフェ)。
参加者4人。

 【内容】

①低IV期の変則リバースカレンダーの特性と運用法(PCH)
 IVの違いによる損益変化を説明し、さまざまな利益や損失のパターンを紹介。
②低IV時のポジション成績(FPN)
 IV差による条件別、戦略別で各種スプレッドの損益の検証を行った。
③歪み率から見る現在のオプション市場(APM)
 プット側歪み率の長期の推移から現在のオプション市場の状況を説明。
④翌日の上げを期待した短期ポジション(PO)
 上がれば利益大、下げても損失小の各種短期ポジションの紹介と損益比較。
⑤暴落への保険としての放置系レシオ(PO)
 損益予測が難しいバックスプレッドの代わりとなる、IV上昇をともなう暴落で大きな利益になり、かつふだんは放置できるレシオの紹介。

 【コメント】

 予定していた喫茶店が騒がしかったので、急遽近所の喫茶店に会場変更。
 日経が上昇している最中だったので、それに合わせたタイムリーな議論もなされた。
 例によって時間が足りず、POが用意していたもうひとネタは次回まわしに。〔PO〕

第3回 海外トレード研究会

2012/1/27(金)19:00-22:20 新宿三丁目(ルノアール会議室)。
参加者6人。

 【内容】

①IB海外口座で米市場の商品を取り引きするときの金利(MNA)
②IB海外口座の外貨の取り扱いと、外貨を利用した取引(SAK)
③IBのエクストリームシナリオによる証拠金の変化、IB海外口座のAPIの紹介(PCH)
④VIX先物のトレード手法(TAR)
 VI指数とVIX指数の計算概要と、VIX先物の特性について実証データもとに分析。
⑤個別株OPの実戦売買&シミュレーション例(PO)
 決算前のAPPL株OPの高IVをとるにはどのような戦略を用いたらいいか検証。

 【コメント】

 欠席者が3人もでて、時間があまるかと懸念されたが、いつものように時間不足になった。
 新リーダーになっていただいたTARさんがツール作りに専念したいとのことで、次回から不参加となる。管理人がまた暫定的にリーダーをやることにする。〔PO〕

第6回 中級研究会

2012/1/14(土)12-17時 銀座(中小企業会館)。
参加者12人+アドバイザー2人。
終了後に飲み会。

 【内容】

 トリミング文書の内容についての質疑応答や議論。

 【コメント】

 5時間だとかなり時間が足りなかった。
 まずいトリミングの指摘に時間を取られてしまったので、次回以降はこれを省けばもっと余裕をもった進行ができるはず。〔PO〕

2011年度 総会

2011/12/17(土)16:00-17:00 銀座(中小企業会館)。
参加者21人+見学者5人。
終了後に忘年会。

【内容】

 この1年間の青天井の活動状況の報告と、今後の方針の確認。
 研究会ごとの活動が進み、おたがいの顔が見えにくくなってきたので、現在どのような形で活動が行われているかを包括的かつ具体的に説明していった。
 これも時間の読みを間違えて、圧倒的に時間が足りず。みなの意見を聞きながら話を進めていくなら倍の時間が必要だろう。
 最後の5分でちょっとした「驚きの発表」あり。〔PO〕

第12回 定例研究会

2011/12/17(土)11:30-16:00 銀座(中小企業会館)。
参加者18人(うち話者7人)+見学者5人。
終了後に総会。

 【内容】

①ベガの特性について(APM)
 ベガについて、様々な状況でどのように変化するかをシュミレーションして検証。
②豪ドルを使った資産運用法(PO)
 FXを使って豪ドルを売買することによる資産保全・運用法の紹介。応用編として、通貨OP、豪現物株+個別株OP、225OPを追加で用いた利益拡大のやり方も。
③カックン日について(MNA)
 SQ3週間ほど前にあると言われるカックン日は本当に存在するのか、スマイルカーブや減価スピードを考慮しつつ検討。
④最近の自分のトレード状況(OSA)
 2011年8月SQ~12月SQの戦績と売買手法・ツールの紹介。
⑤12月中旬からの日経平均株価のアノマリーについて(KAZ)
⑥SQ前日におけるカレンダー系戦略(PCH)
 SQ前日に複数のカレンダーを建てて持ち込む戦略は機能するのかを検証。
⑦最近の自分の売買方法②:保守的レシオを中心に(PO)
 両サイドで保守的レシオを建てた後の玉操作を実際の売買結果をもとに説明。暴騰相場での最大損失を例示。IB証券の証拠金の状態を紹介。

 【コメント】

 進行役が時間の読みを間違えて、最後は駆け足になってしまったのが残念だが、全体的な発表の質はいままで一番よかったとの感想をいただいた。
 北海道や関西からいらっしゃった見学者さんは、元は取っていただけただろうか。〔PO〕

青天井の活動が記事で紹介されました

 9/27付の日経テレコン(8:30)や日経新聞の電子版(9:34)の記事で青天井の活動が紹介されました。以下、記事の該当箇所です。〔PO〕
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多様化するFX投資家 ミセス・ワタナベに続く「なでしこFX」
2011/09/27, 08:30, 日経速報ニュース, 1219文字

外国為替証拠金(FX)取引を手掛ける投資家の裾野が広がってきた。単なる「お小遣い稼ぎ」の場から「資産運用の手段の1つ」としてFXを活用する機会が増えているためで、取引する際に差し入れる証拠金残高も初めて1兆円を突破した。日本のFX投資家は主婦が多いため「ミセス・ワタナベ」の通称で呼ばれるが、これに続く投資家が続々と参入している。
「そんなに勝率が高いのか」「その『買いサイン』の計算方法をもう一度教えて」。個人投資家サークル「青天井」が9月上旬に都内で開いた定期勉強会。普段は株のオプション取引を研究する集まりだが、メンバーの1人が独自開発したFX取引の“戦法”を披露すると矢継ぎ早に質問が飛んだ。
FX取引に対する個人投資家の関心の高さは、カブドットコム証券の統計からも見て取れる。同社の8月のFX口座数は前年同月比で16%増加。伸び率は証券口座数の5%や信用取引口座数の6%を大きく上回った。 〔以下略〕